(週次)11月30日週の主要イベント

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  • 実体経済面では、中国経済の好調な回復が続く一方で、米国では景況感が引き続き好調ながらもコロナの影響から雇用の回復には陰りが出てきたほか、欧州では非製造業の景況感が大きく悪化した状況が続く。日本は生産、消費が緩慢ながらも持ち直す。エマージング諸国は3Qの成長の戻りが予想以上に早かった国が多かった。
  • 政策面では、米国で超党派から提案された追加経済対策案に対する支持が徐々に増え実現可能性が高まっている。この他、欧州ではESMの財源を強化する案が閣僚レベルで合意された模様のほか、米ドルに係るLIBOR公表の延長が運営機関から提案されており、完全廃止が延期となる可能性が高まった。
  • 市場では、主要国の株価は、高値警戒感から利益確定売りも目立つものの、ワクチン開発の進展や好調な経済指標(指標が悪いときは経済対策期待)等もあって、引き続きリスクオンモードが続いている。この間、ビットコイン価格は大幅上昇。また英ポンドの上昇基調も続く。米長期金利は大幅上昇。原油価格はじり高傾向が続く。
  • 新型コロナ関連では、日米の感染状況は引き続き深刻で、両国では重症患者の病床逼迫率が高まっている。近く投与が開始されるワクチンへの期待は高まっているものの、年内の出荷量が予定を大きく下回るとの報道も出たほか、欧州の一部国では行動規制に対する政治的反発が高まっている。
  • 政治地政学面では、米国で大統領選でのバイデン氏勝利が徐々に動かし難くなるなかで、次期財務長官にイエレン氏が指名された。EU英間のFTA交渉は期限がギリギリに迫っているものの、依然打開に至らず。